介護に携わる者にとって、切っても切れないのが介護保険。ところで、一口に介護保険と言っても、その制度をキチンと説明できるほど、詳細に熟知している人は少ないだろう。
保険と言うからには医療保険や年金保険の仲間なのか、新制度というくらいで複雑な決まり事や手続きがあるのだろうか……。その辺りの基本的な事項をクリアーにすべく、介護保険のエキスパートとも言えるケアマネージャーに話をうかがった。
医療と福祉をトータルサポートする
介護保険を一言で表現するなら「サポーターをサポートする制度」だとケアマネージャーの鈴木さんは語る。
北欧では瞬きしかできないような高齢者が、朝昼夜と来訪するヘルパーの手助けでひとり暮らしをしている例もあるというが、日本の介護保険は本当に寝たきりの高齢者が一人暮らしで生活するレベルまで保障できるものではない。
以前は高齢者が寝たきりになってしまうと病院へ入れるのが当たり前だったのが、今は病院でなく在宅でも見られるという傾向になってきている。