『ホルモン補充療法』『漢方療法』で治療
更年期障害の出方は一人ひとり違う。性格や年齢、考え方、あるいは生活環境が複雑に絡み合っている。その絡みを解いていくにはどのような治療法があるのか。
今回は「ホルモン補充療法」と「漢方療法」を併用して治療に当たっている中村クリニックの院長・中村理英子医師に話を聞いた。
「更年期症状」と「更年期障害」
子供にもあまり手がかからなくなったので、さあこれからは自分の人生を楽しもう。そんなことを思うころになると、女性はそろそろ更年期を迎える。意識するしないにかかわらず、身体に変調をきたす時期だ。
女性の一生は卵巣によって支配されている。その卵巣の働きは30代半ばをピークに急激に低下していく。卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが減少し、やがては閉経を迎える。
その閉経をさかいにエストロゲンはどんどんなくなっていくのだが、「更年期」とは、この閉経を挟んで前後10〜15年をいう。ホルモンの減少による心身の変化でさまざまな症状が出てくる。たとえばシミ、シワ、白髪などで、これらは加齢による「更年期症状」と言えよう。