近代化が生み出した病気「糖尿病」
糖尿病患者が増えてきた理由としては、カロリーの取りすぎや運動不足と共に、精神的、肉体的ストレスによるところが大きい。まさに、近代化が生み出した病気とも言える。
人間が飢えと闘っていた頃は、摂取した食糧を脂肪として蓄え、気温の変化など、必要に応じてそれらをエネルギーに代えていた。人間の体は、本来そういうものである。
ところが、環境に適応する体質を本来持っているにもかかわらず、飽食や冷暖房、少しの距離にも車を使うなど、文明の力が加わったことで、自らのエネルギーを使うことが減り、その分脂肪がたまってしまったのである。
戦後、日本では豊かな食生活、運動不足になったことで糖尿病の人口は徐々に増加して来た。これは遺伝的素因のある人が増加したのではなく、生活習慣が変化したことで発症因子が増加したためである。
そして、近年ますます増えているのがストレス。人間の体はストレスを感じると、防衛反応として血糖値を上げる作用のあるアドレナリン、ノルアドレナリンといったホルモンを分泌する。