健康を自負している人でも、一度は悩まされた経験があるもの…。それが肩こりと腰痛だ。症状が現れても、たいていの場合は肩を軽く回したり、腰の周囲を自分でたたいて終わりだるう。
しかし、これも悪化すると吐き気を伴って動けなくなったり、歩くのも苦痛になったりする。そもそも肩こり・腰痛はどうして起こるのだろうか。予防法はないのか。ウチイケ鍼灸整体院院長の内池正弘先生が、そのメカニズムとケア方法をレクチャーずる。
循環障害が肩こり・腰痛のおもな原因
肩こり・腰痛は、多くの人が抱えている体のトラブルだろう。しかもそれらの症状は、単独ではなくセットになって現れやすい。それというのも、首から出ている大きな筋肉「僧帽筋」は胸椎につながっており、どちらかに異常が起きると、もう一方にも影響を与えるからだ。
肩こりの原因を簡単に説明しよう。肩の関節は「自由上肢体」と呼ばれる球関節で、自由に動くという特質がある。球関節の周りの筋肉はきわめて丈夫にできており、筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことによって血液を循環させる。