サメの軟骨で新生血管を阻害する
「サメはガンになりません」
と言うのは近畿大学腫瘍免疫等研究所教授であり、オリエント三鷹クリニックのスーパーバイザーでもある八木田旭邦医師。
「サメは頭蓋骨も背骨もヒレも、体を支えている部分はすべて軟骨で構成されています。この軟骨にはムコ多糖という物質が含まれおり、ガン細胞が新生血管(新しい血管)を伸ばしながら増殖しようとする道を断ち切ってくれるのです。栄養源を絶たれたガン細胞は、結果 として増殖できなくなります。最初は私もサメぐらいでガンが治るはずがないとバカにしていたのですが、実験をしてみるとこれが実によく効くので驚きました」
ガンは通常1〜2ミリに成長すると新生血管増生因子(VEGF)というものを出し、専用の血管を作り始める。
この新生血管は、らせん状に渦を巻きながら近くの血管とつながる特質を持っており、一目で異常な血管であることが判定できる。その構造上、ガン細胞の栄養源である血液を大量 に、しかも急速に 吸引する能力まで持っている。