糖尿病そのものより怖い合併症
糖尿病という病気は、血糖値が高くなったり、インスリンの分泌反応に何らかの異常が起こって発病する。
もちろん、これら糖尿病特有の症状も問題ではあるが、それよりも徐々に進行し慢性化してしまう合併症の方が、より深刻な問題となることが多い。
糖尿病とは主に代謝の異常による病気である。しかし、合併症によって血管の障害が多発することから、血管の病気であるとも言われている。
糖尿病による血管障害には二つのタイプがあり、一つは細い血管が障害される「糖尿病性細小血管障害」。そしてもう一つが太い血管が障害される「動脈硬化症(アテローム動脈硬化)」である。
細い血管が障害される糖尿病性細小血管障害には次の3つがあり、三大合併症といわれている。それぞれの最初の文字をとって「シ・メ・ジ」と覚えておくとよい。
1. 神経の病である糖尿病性神経障害
2. 目の病気である糖尿病性網膜症
3. 腎臓の病気である糖尿病性腎症
この3つが中心となり、必ず高血糖で栄養過多であることにつきあたる(3大合併症の具体的メカニズムは後に詳しく説明)。