微熱を伴うせきに悩まされる 肺ガン
「年のせいか、カゼがなかなか抜けなくてね。もう半年も軽いせきと微熱が続いている。そんなにひどくもならないけれどよくもならない……」
中年をすぎて、つまりガン年齢を迎えてこうした症状が続いたら、いちおう肺ガンを疑ってみる必要があります。
カゼの期間はふつう二〜三日、長引いてもひきはじめから完治まで十日間くらいです。その中には必ず症状のピークが訪れるものです。ところが、山も谷もなく、二週間も三週間もだらだらと続いたら要注意です。とくに、カゼのようなせきまじりの微熱の症状に肺ガンが潜在していることが少なくないからです。
肺炎や感染症の検査をしてみても他の病気ではなく、せきを伴う37〜38度くらいの原因不明の微熱が下がらないとき、医者はどこかにガンがあるのではと疑うのが常です。腫瘍熱(しゅようねつ)といって、ガンなどの腫瘍が原因で発熱することがあるからです。実際、その後の検査で意外なところにガンを発見した例もあります。