静脈瘤
アルバイトのスチュワーデスを雇うべきか雇わざるべきか、ひところ運輸大臣の発言をきっかけにそんな悶着(もんちゃく)がありました。論争とは別に、私は見た目の華やかさとは裏腹に、スチュワーデスという職業も立ちっ放しだから足がむくんだり、静脈が膨(ふく)らんだりしてたいへんだろうなとへんな心配をしていたものです。
スーパーのレジ係やホテルのフロント係なども一日中立ちっ放しのため、足の筋肉の運動が乏しく、足の静脈の流れによどみができやすくなります。そのよどみが血液の流れを悪くし、足の静脈はしだいに膨れて、場合によってはやがてこぶ状になってしまうことがあります。これが静脈瘤(じょうみゃくりゅう)です。
静脈瘤の中には大小さまざまな血液の固まりがいっぱい詰まっていることがあり、放っておくと足が疲れやすく重苦しく感じるようになります。それだけでなく、この血液の固まりが何かの拍子にはがれ、血流に乗って肺動脈へと運ばれて詰まることがあるのです。これを肺塞栓症(はいそくせんしょう)といいます。この肺塞栓症が肺血管の太い部分で起こったときは生命の危機にさらされることもある怖い病気です。