老化 中耳炎 外耳炎 メニエール病 脳腫瘍 脳出血
耳鳴りというのは、どこか不吉な感じがあって、これを脳卒中などの大きな病気の前兆ではないかと疑う人が少なくないようです。しかし、列車がトンネルヘ入ったときや飛行機の離着陸時などの耳鳴りは、気圧の急な変化で人間の血圧が上下し、一時的に内耳の血液循環が悪くなって起こるものです。つばを飲みこんだりすればすぐに治ってしまいます。
私たちがときどき体験し、人によっては脳に何か悪い病気があるのかと不安に思う耳鳴りもこれと同様、たいていは一時的なもので、さほど神経質になる必要はないでしょう。
年をとって耳鳴りがひんぱんに起こるということは、内耳の血液循環が恒常的にスムーズでないということです。それはつまり、動脈硬化によって耳の内部の血管が細くなっていることを意味します。あまり認めたくないことでしょうが、一種の老化現象ですから、大病の予兆ではと気をもむことはありません。
もしも、耳鳴りの原因として考えられる病気をあげるとすれば、中耳炎とか外耳炎といった耳鼻科的な病気、騒音性の難聴のような内耳の病気といったところでしょう。