肺ガン
「人生は一日の終りにくゆらす一筋の煙にも若(し)かない」
知人の愛煙家が芥川もどきの警句を吐いていましたが、嫌煙権の広がりで喫煙家の旗色はこのところとみに悪いようです。
ところが、そのタバコが主なトリガー(引き金)となる肺ガンは増加の一途をたどっており、男性ではついに胃ガンを抜いて、ガン死亡のトップに立ちました。健康のためにはやはり、タバコを吸わないのにこしたことはないようです。
肺ガンは胃ガンと同様、「これが肺ガンの前兆だ」と断言できる症状がないのが特徴です。初期症状はほとんどありませんし、ガンの部位によっては相当進行していてもまったく気づかないことも珍しくありません。加えて、胃ガンほど検診率が高くないのも手伝って、早期発見がもっとも難しい病気の一つです。