大腸ガン
日本の夏は高温多湿です。だから、素足にゲタという伝統的スタイルが生まれました。ところが明治以降、革靴に靴下の西洋式スタイルを風土と体質はそのままに直輸入したために、以来、近代日本人の多くは水虫に悩まされるようになりました。
最近これと同じようなことが、日本人の腸においても起こっています。大腸ガンの急増です。大腸ガンはかつて欧米に多く、日本にはきわめて少ない病気でした。
ところが、ことに戦後、欧米式の脂肪やたんぱく質の多い食事スタイルをとり入れて以来、大腸ガンの発生率も急上昇し、この二十年間に、大腸ガンによる死亡者は倍増しました。食生活の変化とともに大腸ガンの発生率も欧米なみになったということでしょうか。
大腸ガン(八○パーセントは直腸ガン)は早期発見すれば治りやすい病気ですが、やはり症状が出にくいのと、場所が場所だけに、恥ずかしがってなかなか積極的に検査を受けに行かないという二点で発見が遅れることが少なくありません。それだけに、ガンからのシグナルをいち早く察知するのが重要です。