タバコと肺がんとの関係はよく知られていますが、肺がん以外にもいくつものがんの危険性を高めることがわかってます。
喫煙が原因となるのは、声帯にできる喉頭がん、食道がん、舌などにできるロ腔(こうくう)がんです。いずれも、非喫煙者の数倍から10数倍も高い死亡率が認められています。
また、副流煙の害も見逃せません。副流煙とは、タバコの火がついている先端から少し内側のところから出る煙です。副流煙にはニトロソアミン系の強い発がん物質が多く含まれています。この副流煙の害もあり、喫煙は、吸っている本人だけでなく、受動喫煙による周囲の人の発がん率も高めてしまうのです。
禁煙によって、発がんのリスクを下げることは十分に可能です。禁煙年数が長くなれば、それだけリスクは減っていきます。「いまからでは遅い」とあきらめることはないのです。