がんがこわいのは、がん細胞が増殖をしつづけることもありますが、血管やリンパ管を経由して、全身に転移するがらです。
近年、スピルリナに転移を防ぐ成分が見つかり、色素成分ともども注目を浴びています。それが疏化多糖類です。
ふつう、がんが転移するときは、血管内を移動して行き着いた先の血管の内皮を突き破って、がん細胞が定着して増殖します。
富山医科薬科大学の済木育夫教授の実験によると、マウスに皮膚がんの一種であるメラノーマ細胞と硫化多糖類を静脈注射したところ、肺に移動するがん細胞が減るという結果が出たのです。
これは硫化多糖類が、がん細胞と結合して、がん細胞が侵入するのを抑えたからではないかと考えられています。
この実験では10〜100μgの濃度の硫化多糖類で転移が抑えられました。まだ、マウス実験の段階ですが、今後の研究に期待が寄せられています。