日本人の死因のトップを占めるがんは、医療の進歩した現在でも、こわい病気だと考えられています。
がんの発症には、遺伝子の異常が関係しますが、その遺伝子に異常を起こさせる要因には、生活習慣も深く関わっています。
遺伝子に起こった異常が、細胞に影響してがん細胞を発生させるのです。
がん細胞は誰でももっており、毎日3000〜6000個発生しています。ふつう、がん細胞はある時点で成長も増殖も抑えられますが、突然変異で勝手に成長すると、潜在的であったがんが無限に増殖を始めます。
周囲の組織を侵すだけではなく、がん細胞ははがれやすい性質をもっているので、体のあちこちに転移して全身をむしばんでいき、命を奪ってしまうのです。
なお、「がん」とは一般には悪性腫瘍(しゅよう)のことを指しますが、厳密には、上皮(じょうひ)細胞に発生するものが、がんで、それ以外の部位に発生するものは肉腫(にくしゅ)と呼んでいます。